WordPressで「マルチサイト」を構築する時にネットワークタイプの設定があります。
ネットワークタイプは「サブドメイン型(ドメインベース)」と「サブディレクトリ型(パスベース)」の2種類があります。この記事ではこの2種類の型の違いを紹介します。
「マルチサイト」の詳細について知りたい方は「マルチサイトについて」をご覧ください。
サブドメイン型
「サブドメイン型(ドメインベース)」は新規サイトのURLがサブドメインになります。
サイトのドメインが「example.com」の場合、新規サイトのURLは以下のようになります。
例:site1.example.com、site2.example.com、blog.example.com など
サブドメイン型は「ルートディレクトリ」や「自身が動くディレクトリ」にWordPressをインストールしなければなりません。
例えば、WordPressを「wordpress」にインストールし、そのまま運用するのは問題ありません。
しかし、「index.php」を1つ上の階層などに設置して、運用することは避けましょう。
リダイレクトループやウェブページが正しく表示されないなど、予期しないエラーが発生したりします。
サブディレクトリ型とは
「サブディレクトリ型(パスベース)」は名前の通り、新規サイトのURLがサブディレクトリになります。
サイトのドメインが「example.com」の場合、新規サイトのURLは以下のようになります。
例:example.com/site1、example.com/site2、example.com/blog など
サブディレクトリ型はWordPressをインストールしてから、30日以上経過すると「固定ページ」と「サイト名」の衝突を避けるため選択出来なくなります。
管理者が問題が無いと判断出来るのであれば、設置後にタイプの変更は可能です。
また、ドメインマッピングを検討するのであれば、「サブドメイン型」と同様に「ルートディレクトリ」や「自身が動くディレクトリ」にWordPressをインストールしてください。
ネットワークタイプの切り替え
マルチサイトを構築後にネットワークタイプを変更する事も可能です。

まとめ
どんなマルチサイトを設置するかによって、サイトのタイプを選択するようになります。
それぞれのタイプでの制限や条件も今後のバージョンアップで改良される予定ですので、将来的にはタイプ自体が統合されるかもしれません。
掲載した内容以外にも、仕様の変更やタイプによる制限など気付いたものは随時追加します。

